会社で作業中、打ち合わせ中など、スヤスヤと寝ている人っていますよね。こっちは仕事頑張っているのに、寝てて同じように給料もらうの?と思うと腹が立ってしまう人もいるのではないでしょうか。
そんなときは
- 咳払いをする
- 大きな音を立てる
などして起こしたくもなりますが、そこは大きく深呼吸して放置するのが得策です。
そもそもなぜ寝るの?
仕事中に居眠りしてしまうことなんて無いという人からすれば
なんで仕事中に寝るの?気持ちが弛んでるからなんじゃないの?
と思うかもしれません。頻繁に寝ているような人に対しては私もそう感じるのですが、そういう私自身も仕事中に寝てしまった経験はあるので、”寝てしまう理由” を先に見てみましょう(私の言い訳も含めて)
誰でも寝てしまうことはある
体調不良や前日の睡眠不足などによって昼間に睡魔が襲ってくることはよくありますよね。体調管理ができていないことも含めて、気持ちが弛んでいると言われれば仕方ありませんけどね。
会社によっては、夜勤や深夜残業のように業務自体が影響している場合もあるでしょう。
また、業務内容によっても眠くなることはありますよね。私の場合は、特許の文章を読んでいるときです。”同じような言い回しが何度も出てくる”、”どこまでが1文節なのか分からない” 文章を読んでいると前日の睡眠時間に関係なく眠くなります。あれは、もはや睡眠薬です。
仕事が暇
はぁー、今日は何もすることがないなー
のような状態も睡魔が襲ってきますよね。「なんで仕事中にそんなに暇な時間があるんだよ」と思う人もいるかもしれませんが、業種や立場によっては、”取引先や関係部門の仕事上がりを待っている” 、 ”トラブルがあったときに対応できるように待機” のようなこともあります。
打ち合わせで寝ている人もこれに近いのかなと思います。自分にはそれほど関係ない打ち合わせで発言することも無いのに、なぜか出席しなければいけない、といった場合ですね。そういう打ち合わせでも寝るのは本人に責任があると思いますが、関係ないメンバーが打ち合わせ参加しなければならないという会社や部署の問題もありそうですよね。
ここまでは、たまには眠くなることはあるよね という部分です。もちろん、寝ないに越したことはないのですが、誰しも眠くなることがあるのは分かっています。ごくたまに寝ているような場合であれば「あっ、仕事中に寝てる」と思うことはあっても、イライラして仕方ないとまではなりませんよね。
見ていてイライラしてしまうのは
・昼間寝ていて暇かと思ったら、残業をしている
・必須参加者になっていないのに打ち合わせに出て寝ている
のようなことが頻繁にある人ではないでしょうか。
起こすメリットがない
寝ている同僚を起こすと評価アップ!
なんて会社は普通ないですよね。寝ている人を起こしても自分に得があるわけではないというのは分かっています。しかし、頻繁に寝ている人を見ていると自分がイライラしてしまい、「起きて、仕事してよ」という思いで起こしている人もいるでしょう。
ですが、一旦今日で終わりにしましょう。なぜなら起こすメリットが無いからです。
咳払いや大きな音を立てて、”びくっ” って起きるのを見ることでストレス発散になるという人ならメリットがあるかもしれませんが、それ以外には本当にメリットがありません。
仕事中に頻繁に寝る人
自席での仕事中に寝るケースです。隣の席で寝られると、ちょいちょい視界に入ってしまうので気になります。また、たまに席の近くを通ったときにいつも寝ている人は「この人毎日寝てない?」と、こちらも気になります。
寝ている人がいれば、それだけ部署全体の生産性が落ちてしまうから、起こすのはメリットがあるじゃないか と思うかもしれませんが、考えてほしいのは
ということです。
起きていても、ネットサーフィンをしたり、ぼーっとしたりして仕事をしない人はいます。たとえ、この人を起こしても、数分パソコンを眺めたあげくに再び眠りに着く未来が見えませんか?起きてしっかり仕事をしてくれるのであれば、部署の生産性も上がるため、メリットもありますが、起きててもらうだけ では問題は何一つ解決しません。
もしも、
起きてさえいれば、仕事してなかろうがイライラしない
である場合や、その人が異性で
この人が起きて近くにいてくれるだけで、私が頑張れるんです
というのであれば、メリットはあるかもしれませんが、そうでないのであれば、起こすメリットというものは本当に無いんです。
打ち合わせ中に寝る人
打ち合わせに参加して寝ているケースです。1対1で打ち合わせしていて寝るような人は珍しいと思いますが、 ”時間が取れる人は参加してください” といったかたちで打ち合わせを開催しているのであれば、部署の方針にも問題があると言えます。
とはいえ、参加したのであれば、しっかり聞いておく必要はありますし、「寝るくらいなら、参加しなくていいから別の仕事やっててよ」と思いますし、こちらが真剣に打ち合わせしている横で寝られるとイライラしてしまいますよね。
~~さんは、どう思いますか?
と突然話を振ってしまおうかと思うこともありますよね。ただ、ここでも考えて欲しいのは
ということです。みんなの前で突然話を振って、「聞いていませんでした、、」ということになれば、笑われたり、怒られたりと恥をかかせることはできるかもしれませんが、その時間打ち合わせは止まりますよね。
また、寝ていたことを誤魔化すために、見当違いな意見や質問をされてしまった場合も、
・そこはもう終わりましたよ
・それはどういう意味ですか?
・それはどこについての意見ですか?
など追加で意味のないやりとりが発生してしまうので、結果として打ち合わせの進行を止めるだけになってしまいます。
寝る人が減るための環境づくりなら有効
- 仕事中に寝ている人の評価が正当にされる
- 寝ていても進行に影響がないような人を打ち合わせに参加させない
ような仕組みや環境作りのために労力をかけるのであれば、寝る人も減って生産性も上がるので効果があると思います。
しかし、”寝ている人を起こす” というだけであれば、メリットがないだけではなく、打ち合わせ時間が伸びて自分の時間が奪われてしまう可能性もあります。
こういう場合は起こそう
メリットがないので起こしても意味がないと書きましたが、どんな場合でも放置しておくのが正解というわけではありません。
仕事を分担している場合
同じ部署というだけで、仕事自体は別々の業務なのであれば、自分自身に影響はないので放置しておくようにしたいですが、同じ業務を分担している場合などは話が変わります。
例えば、
- 経理部門で全社員の経費精算の処理を分担している
- ある商品開発の評価を分担している
のような場合は、自分の分だけ終わったら仕事終わり とはならず、残っている分を再度分担して終わらせるのが普通ですよね。(相手が早く終わった場合も同じように手伝ってもらう)
このような場合は、その人が居眠りしてサボることで、自分の仕事量に直接的な影響がありますから起きて仕事をしてもらう必要があります。直接言いにくい相手であるなら、上司を経由してでも注意してもらうしかないでしょう。
たまたま寝ている仲のいい人
仲のいい人がたまたま寝ているのであれば起こしてあげましょう。
これは、”生産性が落ちる” とか ”私の仕事が増える” といったマイナス面ではなく、”疲れて寝ちゃってるのかもしれないけど、上司に見つかる前に起きようね!” という意味で起こしてあげるということです。反対に自分がウトウトしてしまったときにも起こしてくれるかもしれませんからね。
このときは、咳払いとかで起こすのではなく
- 声をかける
- 肩を叩く
のように、”寝てたから起こしたよ” と伝わるやり方で問題ありません。
仲がいい人と書きましたが、起こしたときに
あ、ウトウトしちゃってた。ありがとう
というようなやりとりが出来る人なら、起こしてあげたくなりますよね。
まとめ
今回のまとめです。
自分の業務に影響が出る場合には起こす必要がある
私自身も頻繁に寝てる人を見るとイライラしたので、わざと咳をしたり、自分の机を強くドンってしたりして起こしていたのですが、このように考えるようになってイライラせずに放置するようになりました。
イライラしないと言っても、「疲れてるんだろうからゆっくり寝てくださいね」なんて思えるほど人間できていないので、「上司に見つかるまで起きるなー」と思いながら放置しています。
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