副業や不労所得などで、使いきれないほど収入があるのであれば苦労はしませんが、普通の人は毎月の給料や、夏冬のボーナスの中から貯金するしかありません。
しかし、貯金って意外と難しいですよね。ついつい使いすぎてしまって「貯金したいのにお金が貯まらない」という人は多いですよね。
貯金をするには収入を増やすか支出を減らすかですが、この方法はいろいろありすぎて何から手をつけたらいいか迷いますよね。しかし、貯金をするタイミングとしては
・途中で貯める
・最後に残ったものを貯める
の3タイプしかありません。
今回はこの3つのタイプについて紹介します。収入が変わらず、意識的な節約をしなくても自分のタイプにあった方法を選ぶだけで貯金ができるようになるかもしれませんよ。
①最初に貯める
1つ目は、最初に貯める方法です。給料が振り込まれたら、すぐに一定の額を貯金に回し、残ったお金で次の給料日までやりくりするだけです。
・クレカ払い、現金払いどちらの人でもOK
・あったら使ってしまうという人
この方法で貯金ができるようになる人はかなり多いと思います。
つい使ってしまうという人でも無ければ無いなりに生活していくはずです。たとえば、残業時間が月によって大きく違うような人で
残業時間が一番多い月の収入を基準にお金を使ってしまうから、残業の無い月が2ヶ月くらい続いたら借金をしてしまう
という人はほとんどいませんよね。
給料日に、貯金したい金額を別の口座に振り込んでもいいですし、貯金ではなく投資に回したいという人は証券会社の口座に入金するのでも構いません。
ただし、別の口座に振り込むと言ってもすぐに降ろせる口座では意味がありません。
というのは絶対にやめましょう。自分の中の ”あったら使ってしまう” という気持ちを舐めてはダメですよ。少なくともキャッシュカードを家に保管しておくなど、ちょっと足りないときにすぐに下ろせるような環境にしないことが大切です。
会社によっては、給与を分割して複数の銀行口座に振り込んでくれることもありますので利用しましょう。振込をする手間も、振込手数料もかからず便利ですし、自動で振り込まれるためうっかり忘れてしまうということがありません。
②途中で貯める
2つ目は、途中で貯める方法です。今月の給料をもらって、来月の給料日までに生活をしていく間で貯金をすることになります。
・現金払いの人
(クレカ払いの人は少し工夫が必要)
・細かい支出が多い人
途中で貯める一番わかりやすい例が ”500円玉貯金” です。
500円玉を入れていき、いっぱいになると
- 10万円
- 30万円
- 50万円
- 100万円
のように貯まる金額(大きさ)が異なる貯金箱が売られているのを見たことがありますよね。
500円玉をお釣りでもらうことが無いと貯まりませんので、コンビニなど細かい買い物が多く、それを現金で支払っているという場合に可能になります。
計画的に数万円のようにまとめて貯金は出来ないけど、500円玉を入れるのは楽しくて、わざわざ500円玉のお釣りが出るように買いものをするなんていう人は、この方法がぴったりと言えるでしょう。
ただし、この500円玉貯金はあまりおすすめしません。500円玉でお釣りをもらうために、つい無駄な買い物をしてしまうことがありますし、そもそも現金払いをしている点において損という考えだからです。
500円玉貯金に限らず、途中で貯める方法がうまく行くかどうかは ”頑張って貯金をしていると感じずに楽しくできること” だと思います。そういう意味では、お釣りの中から貯金箱に入れるのが楽しい500円玉貯金は条件を満たしているのですが、無駄な買い物で出費が増えてしまう可能性があることが問題でした。
無駄な買い物をする必要がなく、クレカ払いをしている人でも途中で貯める方法として、ゲーム感覚でできる貯金方法を紹介していますので興味があったらこちらも見てみてください。
③最後に残ったものを貯める
3つ目は、最後に貯める方法です。次の給料日までに残ったお金を貯金するだけです。
・クレカ払い、現金払いどちらの人でもOK
・そもそも支出が多くない人
これは貯金方法というほど大げさなものではなく、特に意識せずに普通に生活をしていれば、大抵の月は ”収入 > 支出” が成り立つという人の確認作業と言えるかもしれません。毎月残金が残っているわけですから ”全く貯金できない状態” というのはクリアしていると言えますからね。
毎月の収支はプラスだったとしても、残ったお金をそのままにしておき、そこにあらたに給料が振り込まれてしまうと、その月にいくら残ったのかがわからなくなってしまいます。給料日前に ”今月いくら残せたか” を確認して、貯金に回すなどの対応を取るようにしたいですね。
たまに大きな買い物をしたりして
毎月の収支はプラスになるような生活をしていたはずなのに、なんで残金がこれだけしか無いんだろ?
なんてことになりかねませんからね。
もちろん、今月の残ったお金を全て貯金や投資に回そうというわけではありません。
- 将来のための長期的な貯金
- 近々買う予定の大きなものへの一時的な貯金
- ご褒美としてのお小遣い
のように、貯金や大きな買い物への積立、そして今月も頑張って生活をやりくりしたごご褒美としてお小遣いとして自由に使えるようにしてもいいと思います。
というルールなら、モチベーションも上がって日々の節約を意識できるという人は、この方法が向いているかもしれませんね。
給料の中で生活をする
3つのタイミングについて紹介しましたが
全部無理、、、
収入が低すぎて貯める余裕ない
という人もいるかもしれません。その場合でも最低限給料の範囲内では生活するようにしましょう。
ん?それは当たり前でしょ?
と思うかもしれませんが、収入には給料以外にボーナスがありますよね。このボーナスについても、ローンの返済を始めとして使い道がすでに決まっている人もいるのではないでしょうか。
しかし、ボーナスは会社の業績によって変動するわけですから、そのボーナスをあてにした計画を組んでいてうまくいくわけがありませんよね。
毎月の給料から貯金できるほど余裕が無いという人は、まずは給料の中でなんとか生活をおこない、ボーナスをそのまま残すというのを目指しましょう。
すでにある程度の節約もしていて、ボーナスも含めてようやく生活が成り立つんだ
という場合は、どうやって貯金をするかではなく、まずは収入を増やすことに手をつけるしかないと思います。
・転職して給料を上げる
・副業をする
など、どうすれば収入を上げられるかを第一に考えるべきです。つい使ってしまうなどの理由であれば、方法を変えるなどで貯金が出来るようになる可能性がありますが、そもそもの収入が足りていない場合には、収入を上げる選択しか無いことは覚えておきましょう。
まとめ
今回のまとめです。
給料の一部をあらかじめ貯金に回すのがおすすめ
そもそも収入が足りていない場合は、収入を増やすことが最優先
収入はそこそこあるのに、なぜか貯金が出来ないという人は、自分にあったタイミングの貯金方法を選択するだけでも大きく変わると思います。
もちろん、どれか1つのタイミングでしか貯金してはいけないというわけではありません。
ように2つのタイミングを組み合わせることでさらに高い成果に繋がるかもしれません。いずれにしても自分がやりやすい方法を見つけることが貯金できるようになる第1歩です。
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