先週末に、うちの家族に嫁さんの両親を加えた5人で山歩きに行ってきました。
私
嫁さん
かっち(娘)
じいじ
ばあば
大人の足であれば片道30分程度のそれほど高くない山ですが、山道、階段、岩場もあってそこそこ疲れるコースです。これが娘にとっては初の山登りになりました。
富士山に登ってみたい
富士山と言えば誰もが知っている ”日本で一番高い山” で一度は登ってみたいという人も多いのではないでしょうか。
私自身は30を過ぎて一度登ったことがあるだけです。
翌年に2度目を計画していたのですが、前日の雨風の影響で5合目まで向かうバスが運行できないということになり、急遽関東に引き返して高尾山になりました(笑)
”ふじさん” は山だよ
富士山って言うのは山なんだよ
なんて言うと何を当たり前のことを言ってるんだろと思われるかもしれませんが、横浜には富士シティオ株式会社の運営するスーパー ”FUJI” があるのです。
わが家でも食材や日用品の買い物によく利用していたこともあって、
FUJIさん行くよ
という会話を娘が小さい頃からしていたので、娘の中では ”ふじさん=スーパー” だったのです。
新幹線に乗って初めて富士山が見えたときに、「あっ、富士山だよ」と言ったときに、「どこどこ?」と娘が探していたのももちろんスーパーでした。
それから、日本で一番高い山なんだよということを教え、テレビなどでも富士山が映ることがあり、今ではちょっと高めの山が映れば、「あれ富士山じゃない?」と言うほど、娘の中に浸透しています。
ようやく低い山での練習が実現
日本で一番高い山だと認識をしてからは、「富士山に登ってみたい」、「たぶん登れると思う」と登る気まんまんのことを言っていました。根拠はあるはずもないですが、何にでも自信を持てるはいいことですよね。
当然、いきなり富士山に挑むなんて大人でも無理ですから
最初は低い山で練習してからだよ、行ってみようか?
と話すのですが、どことなく乗り気じゃない様子でした。
- 練習というのが気に食わないのか
- 実際に登るとなると自信がないのか
理由はわかりませんが、なかなか初登山は実現しませんでした。さすがに乗り気じゃないまま連れて行って楽しくない印象を持ってしまうと、その後も続かなくなってしまうので、本人が乗り気になるまでは待ちたいですよね。
とはいえ、ちょっとした森の中で遊んだり、毎週末に行っている5キロ程度の散歩に行ったりするなかで、
もう低めの山なら全然行けそうだね
と繰り返し話すことで興味を持って来たのと、ちょうど嫁さんの実家に行くタイミングもあったので、じいじ、ばあばも含めて初登山が実現することになりました。
初めての山登りで見えたこと
何か新しいことを経験したときに、子供の成長を感じられたり、これまで分からなかった新しい一面が見えたりします。それが、今までの経験と異なるほど、見られる変化も大きくなりますよね。
岩場や急斜面ではサポートが必要
普段の散歩でも長く続く坂道(横浜なので坂は多い)はあるのですが、山登りのように長く続くことはありません。また、岩場は登るのに困るほどの段差があるわけではありませんが、手足の短い子供からすればそこそこの高さになります。
一人で登るには難しいところではサポートが必要になります。
登りの急斜面
登るとき、岩場については思ったほど助けは必要ありませんでした。とはいえ、転んで岩で頭を打っては大変なので、子供の後ろには誰かが着いていることと、手や足を着く位置が難しいところは「そこに足着いてみたら?」のように助言をするようなかたちでのサポートは必要です。
”上から手を握って引っ張り上げてあげる” みたいなことは全部で数回あったくらいでした。ただただ、登り坂が続くのではなく、岩に手をついて登るなど、アスレチック感覚で登れるのかもしれません。(公園の遊具でもボルダリングみたいなのを喜んでやっているので、それに近い感覚ですね)
登るときに一番助けが必要になったのが急斜面でした。枯葉が多く積もっていて、斜面が見えづらいのと、その枯葉を踏むことで滑ってしまうためです。
滑らないように木を掴んだりしながら登っていければいいのですが、手の短い子供では掴める木も少ないため、手を繋いで支えてあげながら登っていくことになります。
大人が木を掴んで、もう片方の手を子供と繋ぐといった感じですね。子供が滑っても支えられますか、パパが滑ったら娘とも共々滑って行き、一貫の終わりですからね。
下りの岩場
下りになると、急斜面に加えて岩場のサポートがかなり必要になりました。
大人なら片足を曲げて、もう片足を下方に伸ばせば届くような段差でも、子供の足では届かないところもあります。
- 上に残って手を握って支えてあげる
- 先に下に降りて体を支えてあげる
のように絶えずサポートしながらゆっくり降りていきます。
狭い岩場など子供を追い抜けないような場所で、上からのサポートと下からのサポートをチェンジしたいところなどもあるため、大人が1人ではサポートは難しいなと感じました。(少し回り道をして追い抜くことは可能なのですが、その間だけでも手を離してしまうと怖がる感じでした)
今回は娘1人に対して、パパ、ママに加えて、じいじ、ばあばもいたため、上から下からとサポートは十分に出来ましたが、歳の近い兄弟とかだとサポートする側は大変な部分があるかもしれません。
じいじ、ばあばがいても意外と甘えない
一番心配だったのが、「もう歩けない!!」と言いだすんじゃないかということでした。
じいじ、ばあばは孫に甘いですよね。たまにしか会わないですし、可愛くて仕方ないのは分かりますが、ついつい甘やかしがちです。子供のほうもそれを理解していますから、親といるときよりも甘えるようになりますよね。
3歳の頃から、パパと公園に行くときは「抱っこして」言われても
公園に遊びに行く元気があるんだったら歩かないと!歩く元気も無いなら、抱っこで帰るよ
と答えるようにしていたので、2人でいるときは頑張って歩こうとするのですが、じいじやばあばがいる状態で疲れてしまったときはどうなるかです。
登り始めなら、「じゃあ引き返すか」と出来ますが、ある程度上に登った状態で言われてしまうと、そこからおんぶして下まで降りるのはかなり大変ですからね。
ところが実際は、そんな心配する必要もないくらい弱音も吐かずに歩いていました。むしろ、しっかり登れるところを見せつけるかのように元気に登っていました。かっこいいところを見せたかったんですかね。
下りでは少しでも手を離そうとすると嫌がったりというのはありましたが、最後まで「疲れた」の一言も言わずに初山登りを終えて、自信を持った感じの顔は焼けて少し黒くなっていました。
まとめ
今回のまとめです。
岩場がある山ならサポートは複数がいい
自信を持った顔も可愛い
山登りはなんとか終えたものの、さすがに疲れているだろうと思っていたのですが、昼食を終えて私が髪を切りに行っている間に今度は公園に遊びに行っていたようでした。
どんだけ体力あるんだろ・・・
日々の散歩で体力がついていたのかもしれません。
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