子育てをしていて肉体的に辛いことはいろいろありますが、精神的に辛いことの1つが子供から「パパ嫌い」、「ママ嫌い」と言われることではないでしょうか。
でもネットやTwitterを見ていると、
- 娘から「パパ嫌い」と言われた
- 娘がパパのことを嫌っている
というのが溢れていますし、「子育て 娘 パパ 」、「5歳 パパ」で検索をしようとすると、「嫌い」というキーワードが検索候補として補完されます。
なんでそんなにパパ嫌いになるの?
そんな悩みを抱えたパパは多いと思いますが、言われるかどうかは嫁さんの子供に対する接し方なのかなと感じます。今回は、そう感じた理由と、パパとしてできることを紹介します。
「パパ嫌い」ってなるのはママの影響が大きい
・子供に嫌われるのは、自分の接し方が悪いからでしょ
・育児とか子育てをほとんどやってないんじゃないの?
と思われるかもしれませんが、一番影響を与えているのはママの子供への接し方だと思います。
パパの育児への協力度合いだけが問題じゃない
もし、パパの行動や娘への接し方だけが原因で、「パパ嫌い」と言われるかどうかが決まるのであれば、すごく楽な気がします。だって、それなら娘から嫌いと言われない自分は子育てOKということになるからです。
でも実際は、お世辞にもOKと言えるほどちゃんとは出来ていないと思います。
- 毎日のように喧嘩している
- お絵描き、あやとり、粘土などの遊びに付き合う好きじゃない
- 幼稚園の行事関係は嫁さん任せ
のように反省点を挙げればきりがありません。そんな状態で
娘に嫌いって言われないから、自分は合格点だな
なんて思うわけありませんよね。
また、私はテレワークが多いため娘と接する時間はそこそこあるほうなのですが、反対に出張が多かったり、単身赴任をしていたり、ほとんど子供と会うことすらできないというパパもいます。会ってすらいないんだから、接し方としては良いわけがありませんが、そんなパパは全員が嫌いって言われてしまうのかというと、そんなこともありませんよね。
育児への取り組みが同じくらいであっても、嫌いと言われるパパと、そうならないパパがいると言うことは、パパの育児だけが原因とは言えないのではないでしょうか。(もちろん、暴力を振るったり、大声で怒鳴ったりなど、わざわざ嫌われる行動をしている場合は話が違いますけどね)
ママが悪口を言うと、子供はパパ嫌いになる
育児はどちらかがするのではなくて、二人でするものであることは言うまでもありません。しかし、子供と接する時間が長いのはどちらかと言えばママだというのが大半だと思います。
そんな、ママの影響力っていうのは大きいですよ。(とてつもなく)
- もっと育児を積極的にしてほしい
- ママの負担が明らかに大きい
- 飲み会まで仕事と言い出す
のような不満はあるのだと思いますが、その不満を
・パパばっかり飲み会とかで楽しんでズルいよねー
・パパは全然遊んでくれないよね
のように子供に言ってしまうと、「パパはズルいんだ!そしてパパにズルいって言っていいんだ」と認識してしまいます。
さすがに言っている人はいないと思いますが、
ママとパパだと、ママのほうが好きだよね?ママのほうがいっぱい遊んであげてるもんね
みたい言い方をしていると、あっという間にママとパパに優先順位を付けるようになると思います。
子供がもう少し大きければ、ママの不満を「パパー、少し大変そうだからこういうこと手伝ってあげない?」のように柔らかく伝えて解決することがあるかもしれません。
しかし、ただただパパのことを嫌いになったり、「パパ嫌い」と言うだけでは、さらに育児から離れてしまいます。子供自身も好きなママのほうに頼むことがますます増えるので、結果として育児の負担が増えてしまうことにもなりかねません。
パパとしてできることは何か
「パパ嫌い」と言うようになってしまうのは、嫁さんの影響が大きいといっても、パパに原因がないと言っているのではありません。
パパの接し方や言動で回避できることもあるはずです。
育児や家事に協力する
パパが育児や家事をしないから、ママが不満を子供に言ってるんでしょ
という全国のママの声がまた聞こえてきそうです。共働きであれば、育児や家事も半々にするのがいいのでしょうが、なかなかそうはなっていないのが現状なのだと思います。
以前は子供が生まれるとなると、会社の上司や同僚から
赤ちゃん生まれて家族が増えるんだから、より一層仕事頑張らないとな
なんて言われることも多かったようで、仕事を頑張るのがパパの役目のような考え方もあったくらいですからね。
私自身も仕事がパパの役目と思っていたわけではありませんが、子供が生まれるまでの準備という面ではかなり出遅れたなと思います。言い訳だと認識したうえで言えば、身体の変化も顕著な女性に対して、親になるという意識を持つのは遅く、弱いのかなと思います。
そのように準備が全くできていないせいか、ママの中には
夫が赤ちゃんを抱っこしたがるけど、ちゃんと抱っこできるか心配だからしないでほしい
という意見もあるようです。”抱っこしないでほしいと言うのはひどい” と考えるか、”抱っこの仕方がわからないほうが悪い” と考えるかは、どちらが正しいのか分かりませんけどね。
理想は、出産前から同じように準備をしておき、授乳以外のことは夫婦で同じようにできるようになることでしょうが、それぞれの家庭での事情もあると思いますし、生まれた後にその話をしても仕方ありません。
しかし、家でやらなければいけない仕事はなにも育児だけではありません。どうしていいか分からないから育児できない、で終わるのではなく、赤ちゃんのお世話はどうしてもママの比重が大きくなってしまうので、その分家事はパパが多くするなど工夫はできるはずです。
1人目の子供であれば、ママとしても初めてのことばかりです。そんななかで
俺は何したらいいの?
と聞くばかりになってしまうと「こっちだって知らんがな」となってしまうかもしれません。ママによって
- 育児に集中したいから家事の負担を軽くして欲しい
- 分からないことだらけなので、家事よりも育児について一緒に考えて欲しい
など、望むことが違うと思いますので、夫婦で相談をして役割分担をするのがいいと思います。
ママの不満を子供に言わない
やられて嫌なことはしない、というわけではありませんが、ママが子供にパパの不満を言うことでパパ嫌いになるのだとしたら、反対にママの不満を子供に言うのもダメですよね。
育児をそんなにしていないパパが、ママに対して不満なんてないでしょ
と思うかもしれませんが、そんなことはありません。というのも、どれだけ育児を頑張ったとしても不満が1つもないという状態にはならないと思います。たとえば、嫁さんが自分よりも育児をしているのは分かっていますが、それでも
ここは、こうしたほうがいいんじゃないかな
もうすこしこうすればいいんじゃないかな
と思う部分はありますよね。
「もっと積極的に育児やってよ」と言われてストレスが貯まったときに、奥さんへの不満を子供に言うなんてことはしないようにしましょう。
子供がそのことを真に受けて、ママのことを嫌いになってしまっては困りますし、「ママー、パパがママのことこう言ってたよ」と伝えられて、夫婦の関係が気まずくなっても困りますからね。
また、こちらから言わなくても、子供がママと喧嘩した後などに味方が欲しくて「パパ、ママってこうだよね!」と子供の方から言ってくることもありますが、ここぞとばかりに奥さんへの不満を言うのではなく、「そんなふうに言うもんじゃないよ」と伝えるようにしましょうね。
まとめ
今回のまとめです。
その原因はパパにあることは認識する
お互いの不満を子供に対して言わない
毎日のように娘と喧嘩していますし、怒った後などは無視されたり、ふて腐れて嫁さんのところに行ったりしていますが、次の日まで引きずるようなことは今までありません。
嫁さんのところに行ったときは「パパが悪い」、「パパがこんなことした」と文句を言っているのだと思いますが、次の日はまた「パパー」と来てくれるのは、嫁さんがフォローしてくれているからだと思います。(単純に子供だから忘れているだけかもしれませんけどね)
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