お手伝いでのお小遣い制!メリット・デメリットとわが家のルール

子育て

子供のお小遣いについては、「何歳から上げるのか」、「金額はいくらか」など決める必要があります。子供にとってのお金に対するイメージを決めるかもしれない第一歩ですので慎重になる気持ちもありますよね。

そんなお小遣いの上げ方として賛否が分かれるのが ”お手伝いの対価” とする方法です。

お手伝いがただのお金目当てになったらどうしよう?

と悩む人もいるかもしれません。結論から言うとそんなに悩む必要はないと思いますが、方針についてはしっかりしたほうがいいと思います。今回は、わが家がどのような方針で始めたか、どんなルールを作ったかについて紹介します。

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お小遣いでお金を上げるメリット・デメリット

賛否があるというのは、メリットもデメリットも考えられるので、全家庭に対する正解はないと言うことです。それを念頭に置いた上で、まずはメリットとデメリットを見ていきます。

メリット

1.仕事(労働)と報酬を早くに知ることができる

人のために何かをすることで報酬をもらうという経済活動を伝える一番簡単な方法だと言えます。「パパは会社で仕事をして、みんながご飯を食べたりするためのお金を稼いでいるんだよ」と言っても理解しずらいですが、自分自身で体験してみることでイメージがしやすくなります。

2.お金の価値を考えるようになる

買いたいもの、やりたいことにかかるお金が、どのくらいの価値なのかを考えるきっかけになります。ゲームセンターに行ってUFOキャッチャーをすると、取れるまでやりたがるのですが、”1回やるためにはどれくらいのお手伝いが必要か” を考えることができるようになります。(今のところお手伝いで稼いだお金でUFOキャッチャーすると言ってますけどね)

3.お手伝いスキルが身につく

お小遣いをもらえるからという理由であろうが、お手伝いをしていれば出来るようになります。洗濯物をたたむ、お風呂を洗う、料理など、早いうちから出来るようになっていて損はないですよね。(洗濯物は一人綺麗にたためるようになってきました)

4.パパ、ママの時間が増える

子供がお手伝いしていなければ、それはパパかママがやる必要のあることですよね。単純にその分、自由にできる時間が増えたと考えることができます。その時間で余裕が持てたり、子供と遊ぶ時間に使ったりもできます。

デメリット

1.パパやママのためにしてあげるという気持ちがない

パパやママが忙しいから助けようという気持ちでお手伝いをしてほしい” という考えに立つのであれば、お小遣いをもらうために手伝うというのは目的が違ってしまいます。

2.お小遣いをもらえないと手伝いをしない

お金をもらえるからやる”  ということは裏を返せば ”お金をもらえなければやらない” となってしまいます。「ちょっと手伝って」と言ったときに、「いくらくれるの?」って返ってきたら、ちょっと悲しくなるかもしれませんね。

どちらが自然?

メリットもデメリットもありますが大事なのは

  • メリットとデメリットどちらが大きいか
  • デメリットを解決する方法はないか

を考えて、採用するかどうかを決めるのがいいです。

私は、とにかくお金に強くなってほしいと思うので、それだけでもやるべきという考えでした。

また、最近では食洗機のような家事の負担を減らす家電や、家事代行にお金を払う人も増えていますし、「家事や育児には休みなんてないし給料もでない」というのは全国のママさんが一度は感じたことがあることだと思います。では、なぜ「子供のお手伝いに報酬が発生することがおかしいの?」と思ってしまいます。

”お手伝い” と ”お小遣い” を紐付けるなという意見も聞きますが、そういった家庭でもお小遣いはあげているわけですよね。何もしていないのに毎月決まったお小遣いをもらえることのほうが、不自然な気がしませんか?

方針はきちんと合わせることが必要

デメリットがある以上は、夫婦で意見を合わせる必要はあります。パパにお手伝いの報告をするとお小遣いがもらえるのに、ママに報告すると「ありがとう」と言われるだけ、というように対応が変わってしまうと子供も困惑します。

嫁さんは ”反対ではない” という考え

”お手伝いでのお小遣い制” について嫁さんは反対するかなと思っていたのですが、返答は意外で

反対ではないよ

大賛成というわけではないですが、”反対ではない” というのは重要です。「お小遣いは助ける気持ちでやるもの」というような全面的に反対というのでなければ、細かい部分の反対については落としどころを探っていくということができますからね。

実際に反対されたのが ”ペナルティ” についてです。例えば、”自分で出したおもちゃの片付け” のようにお小遣いが発生しないことはせずに、お小遣いのもらえるお手伝いばかりするようになるのは避けたかったので、

「自分でしなきゃいけないことが出来ていない」場合にマイナスになる

というのも考えていたのですが、「ペナルティが多くなると嫌だ」と反対があったので、ひとまず最初はペナルティは無しでスタートすることにしました。

運用するのは家族全員

夫婦で方針を決めただけではダメです。あくまで、主役は子供です!

目的やルールをしっかり理解してもらうのはもちろんですが、子供自身が高いモチベーションでやれそうかを事前に話し合って確認しましょう。「別にお小遣いもらってまでお手伝いしたくないのに・・」というまま初めてしまっても長続きしません。

わが家のルール

ルールで一番気になるのは金額かもしれませんが、これについては ”何歳ならいくら” という正解があるわけでもありませんので、家庭内で相談して決めてください。ちなみに、娘は5歳の年中さんですが、1つのお手伝いでだいたい10円くらいにしています。

お小遣いの記録は子供が頑張れるように工夫するのもいいと思いますが、わが家の場合は100均に行って購入した

  • 小さめなホワイトボード(冷蔵庫に張り付け)
  • 青のマグネット15個セット(パパからのお小遣いカウント)
  • ピンクのマグネット15個(ママからのお小遣いカウント)

を使って、どれくらいお手伝いをしてお小遣いが貯まったかがわかるようにしています。(費用300円で手間もほぼ0の手抜きです)

自分でやるべきことは自分でやること

当然といえば当然なのですが、全ての家事にお小遣いを出すわけではありません。自分でやるべきことは、ちゃんと自分でやってもらわないと困ります。一応ポイントなのは、”自分のことは” や ”自分のできることは” ではないところです。

例えば洗濯物をたたむのは、自分のことですし、自分でできることでもあります。ただ、数日分の自分の洗濯物をすべて畳むというのは、5歳の時点ではやるべきこととまではいえないかな、といった感じで臨機応変にできるようにしています。

お手伝いごとの単価は事前に決めない

お手伝い表
お風呂洗い:50円
洗い物  :100円
ゴミ捨て :30円

みたいに、それぞれのお手伝いに対してお小遣いの金額を設定するというのがよくある方法だと思います。そうしようとも考えたのですが、まだ5歳では完全に任せてしまえるお手伝いは少ないことと、「ゴミ捨て行ってきたから新しいゴミ袋出して」のように小さなお手伝い全てに個別に設定するのは大変だなと思ったため、単価の設定はしないことにしました。

手伝ってくれた内容に対して、私や嫁さんがお小遣いの金額を決めてマグネットをホワイトボードに貼っていきます。マグネット2個(20円)にはちょっと少ないかなと思ったときは、「あとこれだけしてくれたら全部で2個かな」と言って、ちょっとしたことを手伝ってもらったりもします。

このお手伝いはいくらもらえるの?は聞かない

これは、一応「お手伝いは助ける気持ちで」というところへの配慮です。あくまで、お手伝いをした結果としてお小遣いがもらえると考えてもらえればいいなという気持ちです。”残業を2時間したから給与がいくら増える” ならいいですが、”給与をいくら増やしたいから2時間残業する” になっちゃダメということですね。

何よりお手伝いを頼もうとした時に「それやったらいくらくれるの?」って言われたら、「もう頼まん!!」って気持ちになりそうですからね。

まとめ

今回のまとめです。

・お手伝いでのお小遣い制はメリット・デメリットがある
・何もしていないの毎月もらえるお小遣いよりは健全(だと思う)
・家族で方針や楽しめるルールを作ることが成功のポイント

よく見るとわが家のルールって、どこまでお小遣いがもらえるお手伝いなのかも曖昧、単価も事前にはわからない、、、かなりブラックですね(笑)

今の時点では曖昧なほうがうまくいくと思ってのルールなので、継続して任せられるお手伝いが増えれば金額を決めたり、上達していけば金額を上げたり、は今後の楽しみに取っておきたいと思います!

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