家庭持ちの投資!嫁さんに株を買う許可を得るためにした説明とルール決め

お金

株や投資活動はしていますか?

昔に比べると投資を始めるハードルはずいぶん低くなっていると思いますが、それでもどのくらいなら投資に回せるか、大きく下がったときはどうしよう、などある程度考えた上で決める必要がありますよね。

独り身であれば、「生活に困らないくらいは現金で置いておくし、下がったら遊ぶの我慢すればいいか」くらいの気持ちでもいいですが、嫁さんや夫、子供がいる場合は家族の生活にも影響するため、事前に納得してもらった上で始めたいですよね。

今回は投資活動をおこなうために、嫁さんにどういった説明をしてルールを決めたかの紹介とともに、ルールを決めることの大切さについて説明します。

この記事はこんな人向け
・投資を始めようと思っている人
・株を買うことを家族に話すか迷っている人

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背景

はじめに、私と嫁さんの現状や、株に対する考え方などを紹介しておきます。(家族構成や仕事状況、考え方が違うと参考にならないかもしれませんので)

家族構成についてはこんな感じです。

まー(かっちのパパ:筆者) 1982年生まれ
嫁さん 1981年生まれ
かっち(娘) 2015年生まれ

会社員です。今回、投資活動を始めようとした張本人。

株については、10年近く前に証券口座を開設して、スマホゲーム開発会社の株を買っていましたが大きく下がりました。その後は追加で株を買ったりはすることなく、現金のまま貯金していました。(ちなみに下がった株はそのまま塩漬けを継続している状態がこれまで続いています。)

子供の成長とともに自分自身も年齢が上がってきて、教育にかかる費用や、老後にかかる費用について考えるようになってきました。貯金では利息は無いに等しいですが、かといってまた株を買ってもギャンブルのようになるのでは意味がないと感じていた頃に

  • インデックス投資
  • 高配当株投資

を知り、自分の取れる範囲のリスクで始めてみようかなと思いました。(かなり端折ってますが)

嫁さん

結婚当初は共働きでしたが、子供が生まれてからは専業主婦です。

10年近く前に私が購入した株を塩漬けのままになっていることは知っているので、あらためて株をやるという話をして、大賛成となるわけはない。というか反対。

説明したステップ

私が説明したのは

投資をする目的の説明
②現在の資産の共有
現金以外の資産についての考え方確認
現金として残しておく金額の設定
⑤必要となることが分かっている大きな金額の整理
⑥コロナ禍の現状による対応
投資内容について共有の有無の確認
⑧予定に変更があったときの連絡

こんな感じです。重要だと思うところは詳細を説明していきますね。

投資をする目的の説明

まずは、”なぜ投資をしようと考えているか” を話す必要があります。家族として同じ財布を共有しているわけですから、理由を話さずには判断も納得もできませんよね。

私の場合は、教育費や老後の費用のためというのに加えて、定年まで会社勤めをしたいわけではないというのがあるので、それを叶えるためには貯金で置いておくだけではなく、運用して増やしていくことが必要だと考えていることを話しました。

もちろん、そんなにいい顔はされません。「ダメ!」と即答されるほどではありませんでしたが、乗り気ではないという感じですね。

現在の資産の共有)

次に、話を進めていくために必要な前提について説明しておかなくてはいけないもう1つが ”現在の資産の共有” です。

別に隠しているわけではないので、給料がどのくらいかは知っていると思いますし、ボーナスはいくらだったと毎回話しています。なので貯金がいくらくらいあるのか何となくは想像できるかもしれませんが、正確に話をしたことはありませんでした。

何かを購入するとなったら、”今いくら持っているのか”、”なぜそれを買うのか” を考えますよね。今回は投資について考えてもらうために、その2つの情報を提示することで、スタートラインに立ってもらうところから行いました。

現金以外の資産についての考え方確認

ここでの会話が

資産の全てを現金で持っておくのがいいと思う?

それが一番いいとまでは思わない

こんな感じでした(正確な言い回し忘れましたがニュアンスは合ってます)

個人的にはここが一番重要かなと思っています。株などの投資はどれだけ分散しようが、慎重におこなおうがリスクが発生します。増える可能性もある反面、減る可能性もあるわけです。

リスクがあることを知ったうえで、全て現金で持っておくことが絶対的な正解じゃないと考えるのは、”現金以外で運用すること” に対して検討の余地があるということです。(どのくらいの金額で、どういう投資先ならいいのか、といった次のステップに進める状態と言えます)

反対に、リスクを全く取らないのが最適解という考え方であれば、その溝はなかなか埋まらないかもしれません。説得するためには

現金で貯金しておけば数字が減ることはないけど、インフレで物価が上がれば現金の価値は落ちるわけだから、リスクが無いわけじゃないよ。
しかも利子は低いし、引き出しとかの手数料を考えると確実に減る投資ってことにならない?

というように現金で貯金しておくことのデメリットを知ってもらうしかないと思います。

そこまで説明しても、”やっぱり全て現金にしておくべき” となった場合には諦めて、”自分の小遣いの範囲”、”家に入れる生活費以外の範囲” で始めるというのも一つの方法だと思います。

現金として残しておく金額の設定

投資に回す場合でも投資先(株、債券、不動産など)によってリスクも変わります。そういう意味では、”どこに投資する” も話し合う必要があるとは思います。

ただ、わが家は嫁さんが投資に興味がある現状ではないため、投資先の話はすっ飛ばしました。(適当でいいというわけではなく、共有というのをすっ飛ばしたという意味です)

投資先については任せてもらうとして、現金としていくら持っていれば安心(残りを投資に回しても許容できる)?

という聞き方をしました。

必要となることが分かっている大きな金額の整理)

次に今後必要になることが分かっている大きな支出について上げていきます。先程の「現金として残しておく金額」は、急病などのように何かあったときのための備えですから、あらかじめ想定される支出で切り崩していいものではないからです。

わが家の場合は、家の購入の予定はないため、

  • 車の買い替え費用
  • 娘の高校と大学の費用

くらいでした。

コロナ禍の現状による対応)

話していく中で嫁さんが気にしていたのが、コロナ禍というタイミングです。たしかに株価は、昨年前半にコロナショックで大きく下げたかと思えば、そこから大きく上げてと乱高下しており、この先も不安定な状態が続く可能性はあります。それを不安に思うのは当然ですね。その後、

コロナが落ち着いてからのほうがいいんじゃない?

コロナが落ち着くって例えばいつまでのイメージ?

うーん、、、それはわかんないけど・・

という話になりました。私自身もいつになったら落ち着くかというのは分からなかったので

嫁さんが落ち着いた(落ち着いてきた)と判断するまで、現金で持っておく金額を増やす!

という方法を提案しました。

結果として、現金に関する決め事として

<現金で残しておく>

  • 何かあったときのための資金(基本的に切り崩さない)
  • コロナ禍で不安定と考え、追加で現金ポジションとしておく資金(嫁さん判断で後々は投資へ)

<今後追加で現金として貯める>

  • 2年後の車買い替えまでに追加で貯める金額
  • 娘が高校に入学する10年後までに貯める金額

となりました。

わが家は投資の内容については任せてもらうこともあり、(極端な話、投資した分が0になっても問題ないように)現金としてのポジションがかなり多めのスタートとなっています。

投資内容についての共有有無の確認

話の最後は、おまけ程度です。何に投資するかは任せてもらうということですが、その選んだ投資先は知りたいかという話です。

どこに投資してるかは知りたい?報告したほうがいい?

別にいい

ってことで、あっさり終了。隠す必要もないですが、心配性な人で

~~の株価すごい下がってるけど大丈夫??売った方がいいんじゃない??

のように気にしすぎてしまうようなら、「生活に十分なだけ現金で残しているんだから、そこは任せてくれ」とするほうが、お互いに気が楽だと思います。

予定に変更があったときの連絡)

新しくお金が必要になった場合の対応なども可能であれば決めておきましょう。例えば

10万以上の支出が発生しそうになったときにはお互い連絡をしましょう

のように、資産管理に影響を与える規模の変化があった場合には共有しましょうね(でないと投資に回しちゃってるかもしれないので)、ということですね。

内緒にするという選択肢は?

投資をしている人の中には、嫁さんや夫に内緒にしているという人もいます。共働きの夫婦で、お互い生活費以外は自由にしているような家庭であれば、わざわざ投資を始めることを報告する必要はないかもしれません。

わが家は共働きではありませんが、もともと全資産を共有していたわけではないので、生活費を確保したうえで黙ってすることも可能でした。そうせずに事前に説明をしたのは ”賛同しないにしても納得はしてほしい” というのが私の考えだからです。

これは仕事でも同じですが、人が複数いれば考えが合わないことは多々あります。そんな中でも一緒に仕事をしていくのであれば、賛同できないことであっても、相手の考えを理解して納得はして進めるのが後で揉めないコツだと思うからです。

そもそも、一度株で失敗しているのに、黙ってさらに追加で買っていたとなるとさすがに信用失いますよね。ということで私には、内緒で投資をするという選択肢はありませんでした。

ちなみに株については、配当金や株主総会の連絡で郵便物が届きますから報告をしなくても持っている株についてはバレてしまうことがあるので、内緒でやろうと考えている人は注意しましょうね!

まとめ

今回のまとめです。

投資の目的は明確に説明できること
”資産の全てを現金で持ちたいか” どうかが大きな分岐点
賛同してもらえなくても納得はしてもらおう

今回は投資を始めるにあたって、私が実際に嫁さんに説明した内容について紹介しました。これから投資を始めようと思っている人は参考にしてみてください。

私の場合は、すでに年齢が38歳で子供もいる状況でしたが、一番簡単で確実なのは、結婚当初に資産形成について話し合うことだと思いました。

年齢も若く子供もいない状況であれば、資産形成をどうしていくかを一から考えることができますからね。結婚したすぐでお金の話をするのは躊躇うかもしれませんが、将来のことを考えるのであれば早いうちに話し合うことをおすすめしたいです。

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