私が生まれた(1982年)ときは、スマホはおろか携帯電話自体見ることがありませんでした。
しかし、ここ10年くらいの間に生まれた子供はスマホのある生活が当たり前です。なんなら産まれてすぐ体重を計るときにスマホを向けて写真を撮られますよね。(私も娘が生まれた時の写真を撮りました)
物心が付く前から ”親がスマホを使っているところ” を見ているので、子供は当然興味を持ちますが
小さいうちからスマホを触らせてもいいの?
という不安もありますよね。
今回は、小さな子供にスマホを使わせるメリットや注意点について紹介します。
小さいうちからスマホを使うメリット
子供が小さいうちからスマホを触らせるメリットは挙げればきりがないと思います。
その中には、子供にとってのメリットもあれば、親にとってのメリットもありますよね。私の考えるメリットは
②スマホに使われている技術に疑問を持つ
③親が楽できる
です。1つずつ紹介します。
スマホに慣れる
今では小学校の授業でもタブレット端末を使うことがあるくらいスマホやタブレット、パソコンなどは使えて当たり前のものになっています。
授業のときに困らないために触らせているわけではありませんが、小さい頃からいろんな物に触れさせたいという思いはありますよね。もちろんスマホに限った話ではありませんが。
娘は5歳ですが、
・ママのスマホからパパにLINEを送る
・LINEなど発信や受話をする
・Siriを起動してYoutubeを検索する
など多くのことが出来ます。
ような事例もニュースで見たことがあります。
本当に覚えていくのが早いので、スマホに限らず小さいうちから慣れるというのはいいことだと思います。
スマホに使われている技術に疑問を持つ
スマホを触っているといろいろと疑問に思ったことを聞いてきます。
Siriって人はどうして何でも知ってるの?
たしかに、「今日の天気教えて」と言うと天気を教えてくれますし、「あやとり YouTube」と言えば該当する動画を表示してくれます。
改めて考えると、このSiriさんって何者?ってなりますよね。
また、YouTubeでエクササイズ系の動画を繰り返し見ながらストレッチや筋トレをやっていると
この人また同じことしてるの?
と、笑いながら聞いてきたこともありました。アップロードされた動画を何度も見ているだけですが、今やってることだと思ってしまったようです。
反対にテレビを見ていて
今のもう一回見たい
録画してないから無理だよ
のように繰り返し見れないものもあるため、余計にこんがらがってどういうことなのかを聞いてきます。
知っている技術についた親の方から進んで教えようとするのは逆効果になることがありますが、子供のほうから興味を持ってもらえれば説明のしがいがあります。
スマホに慣れるだけでなく、技術についても興味を持つことが出来れば、将来何かの役に立ちそうですよね。
親が楽できる
「子供にとってもメリットがある」という理由は一旦置いておいて、なんといっても親が楽できるのか最大のメリットです。
子供がいると家事をするのも自分のタイミングでは出来ませんよね。
▷遊んであげる
▷断って家事をする
のような選択を求められることがあります。
仕事や家事で遊んであげられないこともあるんだよ
というのを教えることも大切ですが、出来ることなら泣かずに待っていてもらえたほうが気が楽ですよね。
そんなときに YouTube で子供の好きな動画を見ててもらえると家事が捗ります。
また
- YouTube でのあやとりの動画
- 知育系のアプリ
など子供の勉強にも役に立つコンテンツが多くあります。
正直、自分が好きでもないあやとりをYouTube以上に楽しく教える自信はこれっぽっちもありません。
不安やデメリット
スマホを触らせるのはメリットだけでなく、不安やデメリットもあります。
②スマホ以外への興味が薄れる
③姿勢が悪くなる
こちらも1つずつ紹介していきます。
目が悪くなる
やはり一番心配なのは目が悪くなってしまわないかということです。
自分が小さい頃も親から
- テレビやゲームしすぎると目が悪くなる
- 暗いところで本読むと目が悪くなる
と言われてきました。
スマホはテレビよりももっと近くで画面を見ることになるため、目への負担はありそうです。
「何歳の子ならどのくらいの時間までなら大丈夫」のように明確に分かっていないことと、子供の頃からゲームし続けてきた自分自身が両目とも1.5のままということもあり、どこまで気をつけたほうがいいのかが難しい部分ではあります。
スマホ以外への興味が薄れる
まずは、これが大前提です。
・動画
・SNS
などなど、いくらでも時間を潰せるのがスマホです。
スマホを使っていなかったら
- お絵かき
- 外に出て遊ぶ
など他のことにも興味を持っていたかもしれない時間が奪われていくんじゃないかと思うと少し心配になります。
その分、スマホを使ったことによって新たに興味を持つものもあるはずなのが難しいところです。
姿勢が悪くなる
これは自分自身もですし、友人や電車内で触っている人を見渡しても、「いい姿勢でスマホを使っている」とは思えないんですよね。
寝っ転がって使うのはもちろんですが、座って使う場合でも
- 首が下を向く
- 肩が丸まって猫背になる
など姿勢が悪くなってしまいます。
私はもともと、うつ伏せに寝っ転がって漫画とか読んでいたうえに、大人になってからスマホの使用時間も他の人より長いこともあり、腰や背中が痛かったり肩がこったりしています。
幼稚園の頃からスマホを使っていると姿勢が悪くなるのは避けられない気がしています。
目が悪くなるかどうかは個人差もありそうですし、他のことへの興味についてはスマホ利用がどちらに働くか分からないため不安という程度なのですが、姿勢が悪くなる点だけは明確なデメリットだと考えています。
注意すべき点
不安もありますがメリットもあるのがスマホです。なにより、親がこれだけ触っているのに子供には触らせないというのは難しいので、上手に付き合っていければいいですよね。
時間やルールを決める
まずはスマホを使ううえでのルールを決めましょう。
放っておくと子供は何時間でもスマホやテレビを見てしまいます。
目が悪くなったり、姿勢が悪くなる危険があるわけですから、
1日1時間まで
のように使っていい時間を決めておくべきでしょう。
また、使っていい時間だけでなく
・親が使うときはすぐに返す
・使っているときでも呼ばれたら返事をする
のようにルールも決めておきたいですね。
ちょっと使うから返して
えー、今見てるし、まだ1時間経ってないよ
のように揉めたくありませんからね。
親の目が届くところで使わせる
これは意見が別れるかもしれません。
スマホは本当にいろんなことが出来ますし、親が使っているスマホを使わせているのであれば様々なアプリが入っていますよね。
そのため、子供が何をしているか確認できるように目の届くところで使わせるようにしています。
何をしているかもそうですし、使っている姿勢があまりにも悪かった場合には注意したりもします。
家事をする間、一人で待っていてもらうために使わせている場合は、さすがにずっと見ているわけにはいきませんが
- YouTubeの音声
- 知育アプリのBGM
などの音で、何をしているかは把握するようにしています。
課金されないようにしておく
気をつけておきたいことの最後は、子供が使っている間に課金をしてしまうことが無いようにしておくことです。
スマホとクレジットカードを紐付けていて、パスワード入力だけで課金することが出来る人は多いですよね。中には「一度パスワードが入力したら15分間は入力の必要なし」としている人もいるのではないでしょうか。
iPhoneでは出来ませんが、Androidの人はパスワード入力無しとしている人もいるかもしれません。
YouTube で投げ銭をしてしまうような子供はさすがにいないと思いますが、アプリ内課金をしてしまう可能性は十分にあります。
知育アプリなども1日に一定回数は無料で遊べるのですが、その回数が終わると「課金して遊べる回数を増やしますか?」と表示、「はい」、「いいえ」の選択で課金へ進めるようになっています。
知らないうちに子供が課金していたということが無いように、パスワードをかけるようにしておきましょう。
まとめ
今回のまとめです。
スマホを使うルール決めは必要
勝手に課金だけはされないように注意
どこか不安を感じながら子供にスマホを使わせているパパ、ママが多いと思います。
「あんまり使わせないほうがいいのかな」と思いながらだともやもやしてしまいますので、ルールを決めた上でその範囲内で堂々と使わせるようにするとすっきりしますよ。
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