”投げ銭”するのはなぜ?二極化する対価についての考え方はどっちが正しいのか考えてみた

お金

Youtubeで動画を見たことはありますか?

インターネットを全く使わない人ならともかく、このブログを見ている人の中で、Youtubeを見たことがない人はいないでしょう。

そんな誰もが利用したことのあるYoutubeには ”投げ銭” という機能があるのですが、

何のために投げ銭ってするの?もったいないんじゃない?

という話を同僚としていて感じた、二極化している ”対価についての考え方” について紹介したいと思います。

この記事はこんな人向け
・投げ銭機能を利用したことがある人
・投げ銭する人の気持ちが分からない人
・(おまけ)スマホゲームを無課金でやっている人
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投げ銭機能とは?

投げ銭というと、”ストリートミュージシャンに1曲歌ってもらったお礼としてギターケースにお金を入れる” ようなのがイメージしやすいのではないでしょうか。

Youtubeなどのインターネット上の投げ銭は、あらかじめ購入した有料のアイテムなどを、動画を始めとするアップロードされたコンテンツや、ライブ配信に対してプレゼントするようなかたちになります。

Youtubeでの投げ銭の種類

Youtubeの投げ銭の種類としては3種類あります。

ライブ配信用

一定以上のチャンネル登録者数越えている配信者がライブ配信で利用できるのがスーパーチャットスーパーステッカーの2種類です。 ”スパチャ” と略した方が聞き馴染みがあるかもしれませんね。

生配信を見ていると、スパチャに対して配信者さんが

配信者
配信者

~~さん、スパチャありがとうございます!
ーーさん、スパチャそんなに頂いてすいません。

みたいにお礼を言っているのをよく見かけます。

動画用

生配信ではなくアップロード済みの動画への投げ銭として、昨年始まったのが ”拍手を送る” 機能です。

その他のサービスでの投げ銭

今回は投げ銭できるサービスの紹介がメインではないのですが、Youtube以外にも数多くある一例をさらっと紹介しておきます。

Youtubeと同じ動画や配信に対しての投げ銭機能があるものとして、”SHOROOM” や ”17LIVE”、”Instagram”、最近テレビCMで見かける “ふわっち” などがあります。

記事などに対する投げ銭としては ”note” が有名です。

これらはほんの一例であり、動画や配信をはじめ、写真、記事、ブログやWEBサイトなど多くのコンテンツで投げ銭システムがあります。(すごいですよね)

投げ銭をする理由

投げ銭をする理由を簡単に言ってしまうなら、「動画の作成者や配信者への応援や感謝」ということになるのだと思います。

有用なコンテンツへの謝礼

YouTubeにはさまざまなジャンルの動画がアップロードされています。見て楽しめるものだけでなく、勉強になるものもたくさんあります。

私がブログを始めるときに調べた

  • WordPressの初期設定
  • 必須プラグインのインストール

など以前はサイトやブログを見て、説明ページをスクロールしながら進めてましたが、YouTubeは動画なので便利でした。

次に~~のボタンをクリックします。
ーーの欄にメールアドレスを入力します。

のように喋りながら説明してくれるので、自分の操作している画面を見たまま、耳で聞きながら作業を進めたりもできました。作業を効率化できたことによって、自分の使える時間が増えますから、感謝しかないですよね。(投げ銭をしたとは言ってない、、)

ちなみに娘は「あやとり」の動画を見ながら覚えていました。本も持っているのですが、「どこに指を通す」などは実際に動いているのでイメージしやすいのだと思います。

コンテンツ作成の資金として

謝礼と同じような意味合いですが、「今後も引き続きいい動画を作ってほしい」という期待と含めたコンテンツ作成資金として投げ銭をしている場合もあります。

コンテンツを作成するには、機材も時間も必要です。つまり、ただでは作れないのです。趣味でやってるだけという人も多いですが、収益化のためにやっている人もいます。

作成にかけた費用や時間分の収益が得られない状態が続けば、配信や動画投稿を辞めてしまうこともありますよね。

自分はすごい好きでいつも楽しみにしてるけど、チャンネル登録者数もあまり増えないし、辞めちゃったりしないかな?

という不安はYouTube好きにはあるあるかもしれませんね。

自分を認識してもらう

投げ銭は誰が送ってくれたかがわかります。と言ってもネット上のやりとりなので、実際の顔などが分かるわけではありませんが、ハンドルネームなどが分かります。

YouTubeのスパチャであれば、贈る金額によってコメント表示の時間や入力可能文字数も変わるため、配信者に気づいてもらいやすくなります。配信中にコメントを読んでくれることも多く、何度もスパチャを贈っていれば自分の名前(ハンネ)を覚えてもらえるかもしれません。

対価の考え方の二極化

投げ銭を贈る理由の1例を紹介しました。それぞれ贈る理由としては分かったけど、

「わざわざお金使う必要あるの?もったいないんじゃない?

という人は多いのではないでしょうか。私もそう思ってしまうほうなのですが、「なんで投げ銭するの?」を話しているうちに、「モノの対価」についての考え方が二極化していると感じました。

なんでも無料で提供されるべき

みなさんはスマホゲームをやったことはあるでしょうか。

多くのゲームが基本無料で遊べますよね。基本無料としているようにお金がかかる要素が無いわけではなく、強くなるには時間をかけるだけでなく、課金をして

  • アイテムを購入する
  • ガチャを引く

ことも必要になります。課金している金額によって、廃課金、重課金、微課金のように分けたり、課金を全くしていないことを無課金と呼んだりします。

無課金者の中には

課金しないと勝てない!課金者と同じように強くなれないのはおかしい!

という人もいます。課金している人からすれば、「強くなるために課金してるんだから、それで差がつかないほうがおかしい」と言いたくなるかと思いますよね。

ひと昔前は、スマホゲームはなく、ゲームと言えば ”家庭用ゲーム” でしたが、ゲーム機本体だけでなくソフトも購入するにはお金がかかりました。それが当たり前だった頃の記憶があるからか、課金が必要になるのは理解できるし、それでも無課金で遊びたいなら、できる範囲で遊ぶしかないとは思いますが、そう思えない人もいるということですね。

無料で利用できるものでも対価を払う

スマホゲームの課金の場合は、ゲーム自体は無料ですが、「このアイテムを買うならいくら必要です」と金額を決められて販売されているものです。言い換えれば、その金額を払わないと、そのサービス(アイテム)を受けることができません

しかし、YouTubeで動画や配信を視聴する場合は、投げ銭をしなくてもサービス(視聴)を受けることができます

また、「出来るならコンテンツ作成のために200円スパチャしてくれると助かります」のように一定の金額を求められているわけでもありません。

それなのに自分で金額を決めて、”この動画を見た”、”今後も新たに動画を作成してもらい”対価として投げ銭するというのは、「なんでも無料で提供されるべき」と考える人とは対極だと思います。

正しい考え方なのは?

 映画を見るにはお金を払いますよね。家庭教師に勉強を教えてもらえばお金を払いますよね。

じゃあ、YouTubeで楽しい動画を見たり、勉強になったりしたときにもお金を払うのも当然じゃない?

と言われるとそうかなという気がします。”サービスを提供する側” と ”サービスを受ける側” の関係としては健全な関係なのかもしれません。

ただし、

今日は開店10周年記念ですので、お一人様1本限りですが映画を無料でご覧いただけます

というキャンペーンをやっていたらどうしますか。

いやいや、映画に対する対価として1,800円支払わせてください

と言う人はいないですよね。また、節約節税と少しでも支出を減らすことはいいことだと考えると、「無料で受けられるサービスは無料で受ける」というのは資産を形成する上では重要なことなのかもしれません。

ということで、どちらの考えが正しいかという結論は出ませんが、今日はこのまままとめに行ってしまいます!

まとめ

今回のまとめです

サービスに対価を払うのは経済活動として健全
資産形成を考えると無料でサービスを受けるのは効率的
結論としてどっちが正しいなんてのはなさそう

よくよく考えてみると、”できる限り無料で済ませ、必要最低限の出費だけをして貯金を続けたまま死んでいく” なんて人は珍しいと思います。

無料サービスで済ましたり、コツコツ支出を削って貯めたお金で

  • 高価なおいしいものを食べる
  • 海外旅行にいく
  • 誰かに貢ぐ

のように、どこかに使っているもんですよね。

他の人から見たら、「なんで安く済ませられる食事にそんな大金を払えるの?」のように理解できないこともあるかもしれませんが、本人がサービスに対する正常な対価だと思える使い方であればいいのかもしれませんね。

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